Pipedrive vs HubSpot:パイプラインのシンプルさとフルスイートの比較(2026年版)

自動化プランに上がった時点で、入門時に安かったほうが逆転する、PipedriveとHubSpotの費用の逆転を並走する料金の軌跡で示したイメージ

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Pipedrive vs HubSpotは、たいてい「シンプルで安い」対「高機能で高い」という構図で語られます。この構図はもう古くなっています。HubSpotの入門向けSales Hub Starterは、シート単価でPipedriveの入門向けLiteプランより安くなり、ほとんどの比較記事がいまだに確認もせず繰り返している通説が逆転しました。本当の判断は、抽象的にどちらが安いかではありません。実際に必要になる自動化と予測の深さを、各ベンダーがどのプランに置いているか、そしてそのプランに到達するといくらかかるかです。

この比較は、ソフトウェア費用の承認者に数字を説明する立場にある営業責任者とRevOps担当者に向けて作りました。5、10、25、50、100ユーザーでシート数の計算を行い、HubSpotの必須オンボーディング費用を織り込み、各製品のどのプランで自動化と予測が実際に使えるようになるのかを、マーケティングページの約束ではなく実際に確認しました。先に市場全体を比較したい場合は、2026年のおすすめセールスパイプラインソフトウェアのガイドが、この2製品に絞る前のカテゴリ全体をより幅広く扱っています。

重要なポイント

  • HubSpot Sales Hub Starterは年払いで$7/シート/月で、年払い$14/シート/月のPipedrive入門向けLiteプランより安く、「Pipedriveは安いほう」という従来の思い込みが逆転しています(HubSpot pricing。PipedriveのLite料金はPipedrive pricingによる)。
  • HubSpotのSales Hub ProfessionalとEnterpriseの各プランには、シート料金に加えて必須の初回オンボーディング費用がかかります。それぞれ$1,500と$3,500です(HubSpot pricing)。
  • HubSpotの無料Sales Hubツールは2ユーザーまでです。無制限の無料CRMではありません(HubSpot pricing)。
  • HubSpotの連携エコシステムには、同社の2026年第1四半期決算発表によれば、2,000件を超えるApp Marketplace連携が含まれます(HubSpot investor relations)。
  • PipedriveのMarketplaceには400以上のアプリが掲載されており、Pipedriveは、アプリを1つ以上インストールしているユーザーは、1つも入れていないユーザーより1.5倍多く商談を獲得していると報告しています(Pipedrive Marketplace)。
  • Pipedriveの新しい対話型AIエージェント(OpenAIを利用、音声とテキスト)は、いまもオプトインが必要なベータ機能です。Sales Assistantの商談の優先順位付けと受注確率のバージョンは、有料プランで一般提供されています(Pipedrive AI knowledge base)。

Pipedrive vs HubSpot 比較一覧

要素 Pipedrive HubSpot Sales Hub
一番の特徴 管理者ではなく営業担当者のために作られた視覚的なパイプライン 1つの共有データモデルでのマーケティングから営業への引き継ぎ
入門価格 $14/シート/月(Lite、年払い) 2ユーザーまで無料、その後$7/シート/月(Starter、年払い)
自動化が使えるようになる場所 Growthプラン、$39/シート/月、オンボーディング費用なし Professionalプラン、$90/シート/月、さらに必須の$1,500のオンボーディング費用
必須のオンボーディング費用 どのプランでもなし $1,500(Professional)、$3,500(Enterprise)
マーケティング機能 メールマーケティングはCampaignsアドオンとして別売りで、どのCRMプランにも含まれない Marketing HubがSales Hubと同じコンタクトレコードを標準で共有
複数のパイプライン 入門向けのLiteプランでも利用可能 プランで制限:Starterは1、Professionalは2、Enterpriseは15
マーケットプレイスの規模 400以上のアプリ 2,000以上のアプリ
AI料金 プランごとにシート料金へ含まれ、別のクレジットはなし 2026年4月から成果ベース:解決した会話または見込みのあるリードごとに支払い
苦手な場面 マーケティングオートメーション、複数Hub間のデータ共有、深いカスタマイズ 自動化に対応するプランでの予算と、Starterでは手狭になった後の「営業に問い合わせ」の金額

PipedriveとHubSpotの実際のコスト

まず、各ベンダーが公開している情報から見ていきます。多くの比較記事が雑になるのがここだからです。PipedriveもHubSpotも、一般向けの各プランの料金を自社の料金ページに載せていますが、料金体系の組み方は異なります。Pipedriveは機能の深さに応じた4つの固定プランで価格を決めるのに対し、HubSpotは機能の深さに加えて、入門プランを超えると必須のセットアップ費用がかかります。

Pipedriveの4段階の料金の階段と、HubSpotの低い入門段、セットアップの通行料が付く高い自動化段の比較イメージ

Pipedrive プラン 料金(年払い) 購入するもの
Lite $14/シート/月 パイプラインと商談の管理、アクティビティ追跡、モバイルアプリ、基本的なレポート、ワークフロー自動化なし
Growth $39/シート/月 完全な双方向のメール同期、ワークフロー自動化、メールシーケンス、ミーティングスケジューラー、予測ビュー
Premium $64/シート/月 AIメールツール、リードスコアリングと割り振り、Smart Docs(プラットフォーム内で作成、共有、電子署名)、電話サポート
Ultimate $79/シート/月 最高の利用上限、LeadBoosterとプロジェクト管理ツールが付属

出典:Pipedrive pricing

HubSpot Sales Hub プラン 料金(年払い) 必須のオンボーディング 購入するもの
Free Tools $0、2ユーザーまで なし 基本的なコンタクトと商談の管理、メール追跡
Starter $7/シート/月 なし 商談パイプライン1つ、シーケンス、基本的なレポート、予測なし
Professional $90/シート/月 初回のみ$1,500、必須 パイプライン2つ、ワークフロー自動化(最大300ワークフロー)、予測機能、カスタムレポート
Enterprise $150/シート/月 初回のみ$3,500、必須 パイプライン15個、ワークフロー自動化(最大1,000ワークフロー)、チーム階層をまたぐ予測、カスタムオブジェクト

出典:HubSpot Sales Hub pricing

どちらの数字も、単独では全体像を語りません。Pipedriveの入門プランはHubSpotの2倍の価格ですが、HubSpotの入門プランはパイプラインの予測ができず、商談パイプラインも1つに制限されます。HubSpotの自動化に対応するプランはPipedriveの2倍を超える価格で、Pipedriveがどのプランでも請求しない必須費用も加わります。ページに載っている数字だけでなく、各価格で実際に何が使えるようになるかを見てください。

Pipedriveの上限が必要なことに対して低すぎると感じるなら、Pipedriveの代替ツールの一覧で、カスタマイズの上限がより高いツールを紹介しています。HubSpotの自動化プランの価格が決定的な障害なら、HubSpotの代替ツールのガイドで、自動化も備えたより安価なセルフサーブ型の選択肢を紹介しています。

5シート、10シート、25シート、50シート、100シートでの実コスト

シート単価に人数を掛ける計算は多くの人が行うもので、入門プランではそれが全体像のすべてです。チームが自動化を必要とした途端、それだけでは全体像でなくなります。HubSpotのオンボーディング費用がかかるのが、そのプランだからです。

HubSpotが入門時に安く、自動化が必須になるとPipedriveが安くなる、チーム規模の拡大に伴う2段階のCRM費用の逆転を示したイメージ

入門プランのコスト:Pipedrive LiteとHubSpot Starter

シート数 Pipedrive Lite HubSpot Starter
5 $840/年 $420/年
10 $1,680/年 $840/年
25 $4,200/年 $2,100/年
50 $8,400/年 $4,200/年
100 $16,800/年 $8,400/年

ここに挙げたどのシート数でも、HubSpot StarterはPipedrive Liteのちょうど半額です。チームがStarterの単一パイプラインと予測なしという制限に本当に収まるなら、HubSpotのほうが安い入口で、それ以上の議論は不要です。

自動化プランのコスト:Pipedrive GrowthとHubSpot Professional(1年目、オンボーディング込み)

シート数 Pipedrive Growth HubSpot Professional(1年目) HubSpot Professional(2年目以降)
5 $2,340/年 $6,900(ライセンス$5,400 + $1,500) $5,400/年
10 $4,680/年 $12,300($10,800 + $1,500) $10,800/年
25 $11,700/年 $28,500($27,000 + $1,500) $27,000/年
50 $23,400/年 $55,500($54,000 + $1,500) $54,000/年
100 $46,800/年 $109,500($108,000 + $1,500) $108,000/年

「Pipedriveは安い」という評判が見落としている逆転がこれです。自動化と予測を、約束ではなく実際に必要とした時点で、Pipedrive GrowthはどのシートでもHubSpot Professionalの1年目の合計の半額未満で、HubSpotの2年目以降の継続料金と比べても半額未満です。$1,500のオンボーディング費用は、すでにあった差をさらに広げるだけです。

HubSpotまたはPipedriveの最上位プランが必要なチームでも、同じパターンがやや小さな規模で当てはまります。Pipedriveの上限は、今でもHubSpotよりずっと低いところで頭打ちになるからです。

シート数 Pipedrive Ultimate($79/シート/月) HubSpot Enterprise、1年目($150/シート/月 + オンボーディング$3,500)
25 $23,700/年 $48,500($45,000 + $3,500)
50 $47,400/年 $93,500($90,000 + $3,500)
100 $94,800/年 $183,500($180,000 + $3,500)

2年目以降は、HubSpotの合計から初回のオンボーディング費用を外してください。継続的には発生しないからです。25シートのHubSpot Professional導入は、1年目が$28,500、その後は毎年$27,000です。

価値実現までの時間と導入工数

特に、展開が長引く間に古いツールのせいで商談を失っているチームにとって、セットアップの速さはライセンス料金と同じくらい重要です。

Pipedriveの直接的なセルフサーブの立ち上がりと、HubSpotのガイド付きセットアップと設定の流れの比較イメージ

項目 Pipedrive HubSpot
一般的なセットアップの流れ 全プランでセルフサーブ、パートナー不要 StarterとほとんどのProfessional導入はセルフサーブ。Enterpriseレベルの複雑さではパートナーがいると有利なことが多い
価値実現までの時間 GrowthやPremiumでも数日 Starterは数日。Professionalは実際のデータ移行を伴い1〜3週間
オンボーディング費用 Pipedriveはどのプランでも請求しない $1,500(Professional)または$3,500(Enterprise)。必須で、請求書に明細として記載
長期的な運用の担当者 営業マネージャーが専任の管理者なしで、パイプラインのステージ、フィールド、自動化を管理できることが多い セールスオペレーションのジェネラリストが、Professionalまでならワークフローとプロパティを無理なく管理できる。Enterpriseレベルのカスタムオブジェクトや権限セットは、より専任の担当者がいたほうがよい
隠れたコストが潜む場所 アドオン:Campaigns(メールマーケティング)、Premium未満でのLeadBooster、シート単位のAI機能の制限 オンボーディング費用は請求書に見えるが、StarterからProfessionalへのシート単価の跳ね上がり($7から$90)は、展開の予算を組むときに過小評価しやすい

どちらのプラットフォームも、始めるのに専任の採用は必要ありません。違いは、何が任意かです。Pipedriveのセットアップ費用は大部分が先払いで、選ぶプランに表れます。HubSpotのそれは、一部が費用項目、一部がStarterではチームを支えきれなくなったときに実感するシート単価の跳ね上がりです。

レガシーなCRMからの移行には、どのベンダーを選ぶかとは関係なく、独自のリスクがあります。CRM移行ガイドでは、両ベンダーのオンボーディング資料が過小評価しがちな、データクレンジングと検証の作業を扱っています。

パイプラインと商談管理の深さ

ここがPipedriveが評判を築いた部分で、今でもほぼ当てはまります。Pipedriveは視覚的なパイプラインを第一に設計されており、カスタマイズ可能な複数のパイプラインは、入門向けのLiteプランでも、アップグレードなしで使えます(Pipedrive Lite plan features、Pipedrive multiple pipelines)。HubSpotは代わりに、パイプライン数をプランで厳しく制限しています。Starterは1つ、Professionalは2つ、Enterpriseは15個です(HubSpot Sales Hub pricing)。

項目 Pipedrive HubSpot
商談パイプライン 複数、入門プランから利用可能 1つ(Starter)、2つ(Professional)、15個(Enterprise)
リード + 商談の容量 ユーザーあたり2,500(Lite)から15,000(Premium)まで 明確な上限は非公開。代わりにオブジェクトとワークフローの制限で管理される
商談の分割(複数担当者への成果配分) ネイティブ機能ではない Professional以上で利用可能
カスタムフィールド 入門プランで30前後、Ultimateで500まで増加 一律の数字は非公開。オブジェクト単位のプロパティ制限で管理される
インターフェースの考え方 方針の決まったパイプラインビュー。動き出すのに最小限の設定で済む より広いオブジェクトモデル(コンタクト、企業、商談、チケット)で、設定する範囲が広い

プロセスが本当に「商談を、成約するか失注するまで、ステージを通じて動かす」だけなら、Pipedriveのインターフェースのほうが担当者がより早く成果を出せます。商談の分割、複数オブジェクトにまたがるリレーション、あるいはコンタクト、企業、チケットを1つのビューで横断するレポートが必要なら、HubSpotのデータモデルは、追加の設定に見合う価値があります。

マーケティングと営業の連携

多くの購入者にとって比較の勝敗を決めるのがこのセクションで、Pipedriveが実質的に競合していない唯一の領域でもあります。

Pipedriveの営業パイプラインが別のマーケティングシステムにつながる様子と、HubSpotのマーケティングと営業で共有される1つのコンタクトレコードの比較イメージ

HubSpotはマーケティング起点(インバウンドマーケティング、2006年創業)で作られ、CRMは後から追加されました。それは今も製品に表れています。Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub、CMS Hubは、標準で同じコンタクトレコードを共有します。リードスコアリング、フォームの送信、ライフサイクルステージは、営業担当者がすでに見ているレコード上にすべてあり、ファネルの両側をつなぐための連携プロジェクトは必要ありません。

Pipedriveは営業起点で作られ、そのままです。メールマーケティングは、Ultimateを含むどのCRMプランにもバンドルされていないCampaignsアドオンとして別売りで、本格的なマーケティングプラットフォームが必要とする自動化の深さ、到達率の分析、A/Bテストも備えていません。メールのアドオンを後付けした営業パイプラインツールであり、マーケティングプラットフォームではありません。

項目 Pipedrive HubSpot
ネイティブのマーケティングオートメーション なし。Campaignsアドオンは基本的なメールのみ あり。Marketing HubがSales Hubのデータモデルを共有
営業から見えるリードスコアリング Premium($64/シート/月)から利用可能 Starter(最大5スコア)から利用可能で、Professionalで拡張
引き継ぎの摩擦 本格的なナーチャリングシーケンスが必要なら高くなる。別のマーケティングツールが必要 Marketing Hubを購入する、またはすでに持っているなら低い
最適な用途 マーケティングがすでに別の専用ツールにあるチーム 小〜中規模の1つのファネルを、重なり合う担当者が担うチーム

ファネルが小さく、同じ1〜2人が両側に関わっているなら、HubSpotの共有オブジェクトモデルは、本来は自分で構築するはずの連携プロジェクトをなくしてくれます。マーケティングオートメーションとCRMの違いのガイドでは、統合プラットフォームが必要な場面と、専用のパイプラインツールに別のマーケティングツールを組み合わせる場面を整理しています。

プラン別の自動化とワークフローの上限

どちらのベンダーも自動化をプランで制限しており、「いくらかの自動化」と「意味のある自動化」の間の差は、どちらの料金ページが示すより大きいものです。

入門、中位、上位の各プランにわたる、Pipedriveのコンパクトな自動化コントロール群と、HubSpotのより大きなワークフローラックの比較イメージ

プラン Pipedrive HubSpot
入門 Lite:ワークフロー自動化なし Starter:HubSpot自身の比較表でワークフローは「限定的」と記載
中位 Growth($39/シート/月):自動化が利用可能、有効な自動化は約50件、自動化ごとにif/else条件3つ Professional($90/シート/月 + オンボーディング$1,500):最大300ワークフロー、見積もりベースのワークフローは含まれない
上位 Premium/Ultimate($64〜79/シート/月):有効な自動化は約150件、自動化ごとにif/else条件10個 Enterprise($150/シート/月 + オンボーディング$3,500):最大1,000ワークフロー、見積もりベースのワークフローを含む

出典:Pipedrive plan tiers、HubSpot Sales Hub pricing

パターンは、費用の表がすでに示したことの繰り返しです。Pipedriveの自動化プランは、オンボーディング費用を除いても、HubSpotのおよそ3分の1の価格です。大規模なチームでワークフローの数が決め手になるなら、HubSpot Enterpriseの1,000ワークフローという上限は、Pipedriveが公開しているどの数字よりも確かに高いものです。ほとんどの中規模チームにとっては、Pipedrive Growthの自動化の上限で十分で、上限の問題は表に出ません。

レポートと予測

予測は、自動化プランの逆転が1つの機能に表れる最も明確な例です。Pipedriveの予測ビューとレポートは、Growth($39/シート/月)で、オンボーディング費用なしで使えるようになります。HubSpotの予測はProfessionalプランの機能で、$90/シート/月に、必須の$1,500のオンボーディング費用が加わります。

項目 Pipedrive HubSpot
予測 Growthから利用可能 Professionalから利用可能。「デフォルトとカスタムの予測」で、Enterpriseではチーム階層をまたぐものに拡張
ユーザーあたりのレポート数 50(Growth)からUltimateの500まで増加 一律のレポート数は非公開
ダッシュボード Premiumからカスタマイズ可能なインサイトダッシュボード 10(Starter)、30(Professional)、75(Enterprise)
最も安く使えるようになる場所 Growth、$39/シート/月 Professional未満では利用不可、$90/シート/月

予測が必須要件なら、これはこの比較全体の中で、金額の面からPipedriveを選ぶ最も明確な根拠です。1シートあたり月$50以上安く、オンボーディング費用もかかりません。

AI:Pipedrive AIとHubSpot Breezeの比較

どちらのベンダーも現在AI機能を提供しており、料金とパッケージの仕方は大きく異なります。宣伝されていることではなく、実際に提供されているものを確認する価値があります。

CRMのプランに含まれるPipedriveのAIツールボックスと、完了した作業に応じてクレジットを解放するHubSpot Breezeの成果メーターの比較イメージ

項目 Pipedrive AI HubSpot Breeze
料金モデル プランごとにシート料金へ含まれ、別のクレジットはなし 2026年4月から成果ベース:解決した会話ごとに$0.50(Customer Agent)、見込みのあるリードごとに$1(Prospecting Agent)。HubSpot Creditsで課金
一般提供されているもの AIインポートアシスタント、AI支援のレポート作成、マーケットプレイス検索、スマートなアプリの推奨(全プラン)。AIによるメール作成と受注確率の通知(Premium以上) ProfessionalとEnterpriseのSales/Service HubでのCustomer AgentとProspecting Agent
まだベータのもの 対話型Q&AのSales Assistant(音声とテキスト、OpenAI利用)、AIによるメール要約、AIによる返信候補 該当なし。Breezeの現在の料金モデルは、2026年4月に一般リリースとして開始
ベンダー報告の実績 確認できたページでは独自には公開されていない Breeze Customer Agentは、8,000社以上の有効化済み顧客全体で、会話の65%を解決し、解決時間を39%短縮(HubSpot、2026年4月)
自動化できること 商談の優先順位付け、次の最善アクションの提案、メールの下書きと要約、アプリの発見 カスタマーサポートの解決、プロスペクティングとリード選別、コンテンツとデータのエージェント

出典:Pipedrive AI knowledge base

率直な評価はこうです。PipedriveのAIは、すでに支払っているプランに付いてくる機能群で、追跡すべき別の請求はありません。HubSpotのBreezeは従量制で、成果ごとの公開価格はROIに照らしてモデル化しやすい一方、利用量に応じて増える、まったく別の費用です。どちらが「優れたAI」ということはありません。料金の考え方が違うだけです。

連携エコシステムの規模

項目 Pipedrive HubSpot
マーケットプレイスの規模 400以上のアプリ(Pipedrive Marketplace) 2,000件以上のApp Marketplace連携(HubSpotの2026年第1四半期決算発表)
注目すべきネイティブの強み AIを使ったマーケットプレイス検索で、ワークフローを平易な英語で説明すると連携が見つかる Sales Hubのアプリに加え、Marketing、Service、CMS Hubのアプリにまたがるエコシステム
ベンダー報告の導入指標 アプリを1つ以上インストールしているユーザーは、1.5倍多く商談を獲得 確認できたページでは独自には公開されていない

HubSpotのマーケットプレイスはPipedriveのおよそ5倍の規模で、その差のかなりの部分は、HubSpot自身の複数Hub(Marketing、Service、CMS)のエコシステムが、営業専用ツールのPipedriveには受け皿のない、カテゴリ固有のアプリを呼び込んでいることによります。特定のニッチな連携がスタックを左右するなら、どちらにもあると決めつける前に、両方のマーケットプレイスを直接確認してください。

強みとトレードオフの比較

Pipedrive

強み トレードオフ
自動化と予測が、HubSpotの同等のプランより本当に低い価格で使える マーケティングオートメーションはネイティブではなく、Campaignsは薄い別売りのアドオン
どのプランでもオンボーディング費用なし サードパーティのマーケットプレイスがHubSpotより小さい
入門プランから複数のパイプラインを、アップグレードなしで利用可能 データモデルが設計上シンプルで、カスタマイズできる範囲に限りがある
営業担当者を第一に考えたインターフェースで、習得が速い AIの対話型エージェントはまだベータで、オプトインのみ

HubSpot Sales Hub

強み トレードオフ
2つのうち入門プランのシート単価が最も安く、Enterpriseまで料金が公開されている Starterを超えるとオンボーディング費用が必須で、$1,500または$3,500
Marketing、Service、CMSの各Hubと共有する1つのデータモデル 自動化に対応するプランは、Pipedriveの同等プランの2倍を超える
2つのうち最大のマーケットプレイス、2,000以上のアプリ Starterの単一パイプラインと予測機能の欠如では、ほとんどの成長中のチームを長くは支えられない
具体的で数えられる成果に結びついた成果ベースのAI料金 無料ツールは2ユーザーまでで、無制限の無料CRMではない

Pipedriveが適している場合

  • HubSpotのProfessionalプランの割増料金やオンボーディング費用を払わずに、自動化と予測が欲しい。
  • チームのプロセスが本当に「パイプラインを管理する」ことであり、「パイプラインを管理しつつ、同じツールでナーチャリングキャンペーンも実施する」ことではない。
  • パートナーやオンボーディングの費用項目を予算に組むより、営業マネージャーがセットアップを担当するほうがよい。
  • すでに専用のマーケティングプラットフォームを運用しており、CRMがそれを兼ねる必要はない。

そもそも今の段階で本格的なCRMが必要かどうか迷っている小規模チームは、どちらかのベンダーの有料プランに決める前に、中小企業向けCRMの選び方のガイドを読む価値があります。

HubSpotが適している場合

  • 2つのうち入門プランのシート単価が最も低いものが欲しく、プロセスが大きなカスタマイズなしで1つのパイプラインに収まる。
  • マーケティングと営業がすでに1つの記録システムを共有している、または共有したいと考えており、2つの別ツール間の連携を構築・保守したくない。
  • $1,500または$3,500のオンボーディング費用を、予想外の出費ではなく、公開された既知の金額として予算化できる。
  • 将来HubSpotのより幅広いエコシステム(Service Hub、CMS Hub)が必要になると見込んでおり、後で移行するより今1つのプラットフォームにしたい。

誰がどのツールを選ぶべきか

あなたの状況 より適した選択
小規模な営業チーム、シンプルなパイプライン、大きな価格の跳ね上がりなしに自動化が欲しい Pipedrive Growth
マーケティングキャンペーンも実施し、それを同じコンタクトレコードで管理したいチーム HubSpot(共有データモデルのため)
予算に敏感で、予測が不要な1つのパイプラインに収まるチーム HubSpot Starter
予測が必要で、オンボーディング費用は払いたくないチーム Pipedrive Growth
営業専任のチームで、マーケティングの用途がなく、商談の分割が不要 Pipedrive
いずれService HubやCMS Hubを追加する予定の組織 HubSpot
決める前に、低価格CRMの市場全体を比較しているチーム 他の営業専任のパイプラインツールについては、Zoho CRM vs FreshsalesまたはCloseの代替ツールの一覧を参照

次のステップ

Pipedriveに傾いている場合:自動化や予測がそもそもツールを乗り換える理由の一部なら、Liteではなく、Growthから始めてください。LiteはHubSpot Starterと比べると価格が魅力的に見えますが、スプレッドシートから離れる理由として通常挙げられることを実現してくれません。HubSpotに傾いている場合:予算の数字を提示する前に、$1,500のオンボーディング費用をシート料金とは別に明記したProfessionalの見積もりを取り、チームが本当にMarketing Hubの共有データモデルを必要としているのか、それともまだ必要のない連携にお金を払っていないかを確認してください。

どちらの場合も、この記事のシート数の計算を、今日ではなく1年後の人員数に当てはめて実行してください。自動化プランは2つのベンダーが最も分かれる部分であり、成長中のチームの多くが最終的に必要とするのもまさにそのプランです。カテゴリ全体を見たい場合は、2026年のおすすめCRMソフトウェアのガイドとCRM評価基準チェックリストがどちらもより幅広く扱っています。HubSpotとSalesforceの比較も、HubSpot vs Salesforceで別に詳しく解説しています。

本当の問題がパイプラインの見え方ではなく、リードと会話が営業とマーケティングのツールに散らばり、その間で共有されるレコードがないことなら、どちらも適した形のツールではないかもしれません。CRM、リード管理、マルチチャネルのチャットインボックスを1つの製品で求めていて、一方の必須のオンボーディング費用も、もう一方の後付けのメールアドオンも避けたいなら、それはここで挙げた各ベンダーより小さく、エンタープライズ向けではないカテゴリです。Reworkは、その組み合わせをRevenue Engineとして、マーケティング5シートと営業5シート込みで月$159(年払い)から提供しています(rework.com/pricing)。PipedriveやHubSpotより小さな存在で、マーケットプレイスはHubSpotより薄く、パイプラインの深さもPipedriveより劣るため、深いパイプラインのカスタマイズこそが目的なら答えにはなりません。ただ、本当の障害が「安いが営業専用」か「フルスイートだが自動化には費用がかかる」かの二択であるなら、一見の価値があります。

Pipedrive vs HubSpotに関するよくある質問

PipedriveはHubSpotより安いですか?

入門プランでは、もう安くありません。HubSpot Starterは年払いで$7/シート/月、Pipedrive Liteは$14/シート/月です。自動化と予測が必要になると、Pipedriveのほうが安い選択肢になります。$39/シート/月のPipedrive Growthは、$90/シート/月に必須の$1,500のオンボーディング費用が加わるHubSpot Professionalの半額未満です。

PipedriveはHubSpotのようにオンボーディング費用を請求しますか?

いいえ。Pipedriveはどのプランでも必須のオンボーディング費用を請求しません。HubSpotは、公開されているシート料金に加えて、Professionalで$1,500、Enterpriseで$3,500の初回費用を必須としています。

マーケティングと営業の両方を行うチームには、どちらが向いていますか?

マーケティングと営業が小〜中規模の1つのファネルを共有しているなら、HubSpotです。Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub、CMS Hubは、標準で同じコンタクトレコードを共有します。Pipedriveは、メールマーケティングをCampaignsアドオンとして別売りしており、どのCRMプランにも含まれず、本格的なマーケティングオートメーションも含みません。

HubSpotの無料CRMは本当に無料で、無制限ですか?

無料ですが、無制限ではありません。HubSpotの無料Sales Hubツールは2ユーザーまでです。それを超えると、少なくとも$7/シート/月のStarterプランが必要です。

今のところ、AI機能はどちらのCRMが優れていますか?

料金の仕組みが異なり、それは機能の一覧より重要です。Pipedrive AIは既存のプランに含まれますが、より深い機能(メール作成、受注確率の通知)にはPremiumが必要です。HubSpot Breezeは2026年4月から成果ベースで、解決した会話ごとに$0.50、見込みのあるリードごとに$1です。予算の考え方が、固定額と従量制のどちらに向いているかで選んでください。

Pipedriveの最安プランでワークフロー自動化は使えますか?

いいえ。Pipedrive Liteにはワークフロー自動化が含まれません。使えるようにするにはGrowth($39/シート/月)が必要ですが、それでもオンボーディング費用はかかりません。

それぞれのツールでパイプラインはいくつ作れますか?

Pipedriveは、入門向けのLiteプランでも、カスタマイズ可能な複数のパイプラインに対応しています。HubSpotはパイプライン数をプランで制限しており、Starterは1つ、Professionalは2つ、Enterpriseは15個です。

どちらかのツールに専任のCRM管理者は必要ですか?

Pipedriveではどのプランでも、HubSpotでもProfessionalまでなら、必ずしも必要ではありません。営業マネージャーやセールスオペレーションのジェネラリストが、通常はセットアップと保守を担当できます。HubSpot Enterpriseのカスタムオブジェクトと高度な権限セットが、専任の担当者の重要性が増してくる境目です。

About the author

Calvin D.

Calvin D.

Head of Enterprise Solutions

Calvin D. is Head of Enterprise Solutions at Rework, writing for sales directors and CROs. Calvin covers how B2B companies choose and implement software, buy SaaS, migrate data, and run the sales process, plus deal closing and pipeline management, with a focus on decisions that still hold up as the sales organization grows.