2026年版 Dialpad vs RingCentral:料金に含まれるAIは、本当はどちらが充実しているのか

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IT director、オペレーション責任者、あるいは営業・サポート責任者として、DialpadとRingCentralを同じ候補リストに載せているなら、両社の売り文句はまったく同じに聞こえるはずです。クラウド通話、ミーティング、チームメッセージング。そして、文字起こし、要約、コーチングを行い、いずれは電話にも出るというAIの分厚いレイヤー。2社のトップページを続けて読んでも、はっきり違うのはロゴだけです。
ただし、請求額を実際に左右する違いが1つあり、この2社の比較記事のほとんどがそこを取り違えています。Dialpadの評判は「AIはすべてのプランに含まれる」、RingCentralの評判は「AIは別料金」です。どちらも半分は正しく、間違っている半分が高くつきます。両社とも、通話を文字起こしして要約するAIアシスタントはエントリーティアに含めています。一方で、通話に応答し、情報を調べ、人の手を介さずに動く自律型AIエージェントは、どちらも基本のシート価格に含めていません。両者を分けるのは、この自律型の部分をどう課金するかです。RingCentralはシートを増やしても変わらない月額定額、Dialpadは月額の下限付きの会話クレジットのプールです。この2つの料金体系は、特定のチーム規模で逆転します。その分岐点を知ることは、どんな機能チェックリストよりも価値があります。
この比較では、10・25・50シートでその計算を行い、そのうえで通話機能の対応状況、コンタクトセンターの深さ、利用枠、連携機能、レポート、導入、サポートを取り上げます。以下の価格はすべて各ベンダー自身の料金ページに基づいています。2社に絞り込む前に市場全体を見たい方は、2026年版ビジネスフォンシステムまとめをご覧ください。
TL;DR
| Dialpad Connect | RingCentral RingEX | |
|---|---|---|
| エントリー価格 | Standard:年払い$15/ユーザー/月、月払い$27/ユーザー/月 | Core:年払い$20/ユーザー/月、月払い$30/ユーザー/月 |
| 中間ティア | Pro:年払い$25/ユーザー/月、月払い$35/ユーザー/月 | Advanced:年払い$25/ユーザー/月、月払い$35/ユーザー/月 |
| 公表されている最上位ティア | Enterprise:個別見積もり、営業担当へ問い合わせ | Ultra:年払い$35/ユーザー/月、月払い$45/ユーザー/月 |
| 基本プランに含まれるAI | プラットフォーム標準のAI:文字起こし、通話要約、リキャップ | AI Virtual Assistant:字幕、文字起こし、メモ、要約 |
| 自律型AIエージェント | Dialpad AI Agent、会話クレジットで別売り。Essentialティアは500セッションで月額$200から | AI Receptionist、定額アドオンとして別売り。月額「$39から」 |
| コーチング向けのconversation intelligence | 単独で価格設定されたSKUはなし。Connectのシートに含まれるプラットフォームAIを土台にする | Conversational Intelligenceアドオン、月額「$60から」、定額 |
| 公表されているSMSとフリーダイヤルの利用枠 | Connectのティアごとには公表なし | Core:フリーダイヤル100分、25 SMS/ユーザー/月。Advanced:1,000分と100通。Ultra:10,000分と200通 |
| Gartner 2026 UCaaS Magic Quadrant | Visionary | Leader |
| 自律型AIエージェント込みで10シートのとき最安 | いいえ | はい |
| 自律型AIエージェント込みで25・50シートのとき最安 | はい | いいえ |
| 最適な用途 | AIレイヤーがすべてのシートに付随し、人数がおよそ20を超えるチーム | 全社で1つのAI受付が欲しい小規模チームや、公表された利用枠を必要とするチーム |
重要なポイント
- Gartnerの2026年版Magic Quadrant for Unified Communications as a Serviceでは、RingCentralがLeadersクアドラントに入り、Cisco、Microsoft、Zoomと並びました。一方、DialpadはVisionaryと評価され、8x8、GoToと同じ区分になりました。これは製品ビジョンは強いものの、Leadersほどの実行規模はないことを示すティアです。GoogleとSangomaが外れたことで、評価対象は11社から9社に減りました(UC Todayの記事)。
- Metrigyの2026年CX MetriCast調査では、すべての顧客対応の82%がいまも音声を経由していることがわかりました。最初のチャネルとしても、エスカレーション先としてもです。調査者は「その音声はAIエージェントでも人間のエージェントでもありうる」と位置づけています(RingCentralによる調査の解説)。
- 同じMetrigyの調査では、AIがスーパーバイザーに取り戻す時間も定量化されています。AI支援の品質管理で週あたり約12時間、AIマイクロコーチングで週約7時間、AIによるスケジューリングと需要予測で週約6時間です(RingCentralの解説)。この調査は、10か国の1,437人のCXおよびITリーダーを対象にしています(Metrigy)。
- 世界のUCaaS市場は2025年に230億ドル、前年比6.1%増に達し、Microsoft、Cisco、Zoom、RingCentralの4社で**シートの53%**を占めています。Microsoft単独では22%です。Metrigyは2026年の売上成長を6.6%と予測しています(Metrigyのプレスリリース)。
- Gallupの2025年第2四半期の職場データによると、リモートワーク可能な米国の従業員の51%がハイブリッド勤務で、過去2四半期の55%から低下しました(Gallup, "Hybrid Work in Retreat? Barely.")。クラウド電話システムがうまく支えるべき対象は、まさにこの層です。
各プラットフォームで「AI込み」が実際に意味すること
Dialpadの立場は、AIは後付けではなくプラットフォームに標準で組み込まれているというもので、文字起こしと要約のレベルではそのとおりです。年払い$15/ユーザー/月(月払いは$27)のエントリーティアであるConnect Standardには、リアルタイムの文字起こし、自動の通話要約、通話後のリキャップがシートの一部として付いています。別SKUもティアのアップグレードも不要で、最安プランのすべてのシートでAIレイヤーが使えます。

この評判が覆い隠しているのが、2つ目の製品です。DialpadはAI Agentも販売しています。応答し、情報を取得し、自らアクションを実行する自律型のものです。AI AgentはConnectには含まれません。会話クレジットで課金される別購入であり、Dialpad自身がそのモデルを明確に説明しています。AI Agent Creditsのプールを購入し、AIが情報を取得するか実際のアクションを実行したときに初めて、会話が課金対象になります。料金の脚注には、Essentialティアは500セッションで月額$200から、Advancedは月2,000セッション、Platinumは5,000セッションとあります。つまり「AIはすべてのプランに含まれる」という言い方は、アシスタントについては正確で、エージェントについては不正確です。そして、多くの購入者が「AIが電話に出る」と想像するときに思い浮かべるのは、エージェントのほうです。
RingCentralの評判は、逆方向に偏っています。RingEX Coreは年払い$20/ユーザー/月(月払い$30)で、ライブ字幕、文字起こし、ミーティングや通話のメモ、要約をカバーするAI Virtual Assistantが、エントリーのシート価格に含まれています。大きく宣伝されてはいませんが、存在しています。したがって「RingCentralはAIに課金する」という言い方も正確ではありません。RingCentralが課金しているのは、アシスタントの上位にある2つの目玉製品です。月額「$39から」と表示されているAI Receptionistと、月額「$60から」のConversational Intelligenceです。どちらもユーザー単位ではなくアカウントに対する月額定額で、これがこの比較で最も重要な構造上の事実です。
| 機能 | Dialpad Connect | RingCentral RingEX |
|---|---|---|
| リアルタイムまたは通話後の文字起こし | 年払い$15/ユーザー/月のConnect Standardに含まれる | 年払い$20/ユーザー/月のCoreに、AI Virtual Assistant経由で含まれる |
| 通話とミーティングの自動要約 | Connect Standardに含まれる | CoreにAI Virtual Assistant経由で含まれる |
| コーチング、感情分析、会話分析 | 単独で価格設定されたSKUはなし。Connectのシートに含まれるプラットフォームAIを土台にする | Conversational Intelligenceアドオン、月額「$60から」、アカウントに対する定額 |
| 着信に応答して振り分けるAI | Dialpad AI Agent、別購入 | AI Receptionistアドオン、月額「$39から」、アカウントに対する定額 |
| データを取得し、自律的にアクションを実行するAI | Dialpad AI Agent、クレジット課金。Essentialティアは500セッションで月額$200から | RingEXの料金ページには、自律アクション用の独立したSKUとしては公表なし |
| 自律型レイヤーの料金が利用量に応じてどう変わるか | 従量課金。AIが情報を取得するか実際のアクションを実行したときだけ会話が課金対象になる | 通話量や人数に関係なく変わらない月額定額 |
| 自律型レイヤーの料金がシート数に応じてどう変わるか | シート数とは無関係。クレジットのプールは別に購入する | シート数とは無関係。アドオン料金は10シートでも100シートでも同じ |
最後の2行をよく読んでください。この比較全体が凝縮されています。どちらのベンダーも、自律型レイヤーをシート単位では課金しません。Dialpadは役に立った会話ごとに課金し、Essentialでは月額$200が下限です。RingCentralは$39からの定額です。これは価格の違いではなく、リスクの性質の違いです。Dialpadは閑散月でも下限額がかかり、繁忙月は想定より高くなります。RingCentralの$39は、受付AIが4件を処理しても400件を処理しても同じです。
評価の本題が、AIを付けた電話システムではなく自律型レイヤーそのものにあるなら、AI電話エージェントのおすすめまとめとAI音声エージェントのおすすめまとめが、そのレイヤーだけを販売するベンダーを取り上げています。そちらは料金体系がまた大きく異なります。
Dialpad Connect:プランと公表価格
Dialpadは製品群を3つのラインに分けており、Connectですべてがカバーされると思い込む購入者ほど、2通目の請求書に驚きがちです。Connectは電話システム、Supportはコンタクトセンター、Sellはアウトバウンド営業向けの製品です。基盤のAIエンジンは同じですが、価格は別々で、シートはラインごとに購入します。
| 製品とプラン | 年額 | 月額 | 用途 |
|---|---|---|---|
| Connect Standard | $15/ユーザー/月 | $27/ユーザー/月 | プラットフォーム標準のAIを備えた電話システム:文字起こし、要約、リキャップ |
| Connect Pro | $25/ユーザー/月 | $35/ユーザー/月 | CRM連携、24時間365日のサポート、複数拠点管理が加わる |
| Connect Enterprise | 個別見積もり、営業担当へ問い合わせ | 公表なし | SSO、きめ細かなアクセス制御、拠点数無制限が加わる |
| Support Essentials | $80/ユーザー/月 | $95/ユーザー/月 | 着信対応のコンタクトセンター。Connectとは別製品 |
| Support Advanced | $115/ユーザー/月 | $135/ユーザー/月 | より深いコンタクトセンター機能 |
| Support Premium | $150/ユーザー/月 | $170/ユーザー/月 | コンタクトセンターの最上位ティア |
| Sell Essentials | $39/ユーザー/月 | $49/ユーザー/月 | アウトバウンド営業の発信とコーチング |
| Sell Advanced | $95/ユーザー/月 | $110/ユーザー/月 | より深い営業機能 |
| Sell Premium | $150/ユーザー/月 | $170/ユーザー/月 | 営業の最上位ティア |
| AI Agent | クレジットのプール。Essentialティアは500セッションで月額$200から。Advancedは月2,000セッション、Platinumは月5,000セッション | 同じクレジットモデル | 情報を取得してアクションを実行する自律型AI |
$15のConnect Standardと$80のSupport Essentialsの差は、じっくり見る価値があります。コンタクトセンターが必要でDialpadを評価しているのに、$15という数字だけを見ているなら、違う製品の価格を見ていることになります。Support EssentialsはConnect Standardの5倍を超えます。これは割高という意味ではなく、コンタクトセンターのソフトウェアはどこでもコンタクトセンターの価格だということですが、$15という見出し価格で組んだ候補リストは、営業担当に「着信対応に何人のエージェントを割り当てますか」と聞かれた時点で崩れます。
DialpadのConnectのページには最低シート数の記載がないため、小規模なチームでも公表されているStandardの料金で契約できます。また、Connectのティアごとのフリーダイヤルやtext messagingの利用枠も公表されていません。この点は後ほど取り上げます。
RingCentral RingEX:プランと公表価格
RingCentralの構造は、シート側はシンプルで、アドオン側は賑やかです。公表されているRingEXのティアは3つ、その先に月額定額のブースター群があり、さらにそのすべての上に見積もり制のバンドルがあります。
| プランまたはアドオン | 年額 | 月額 | 追加される機能 |
|---|---|---|---|
| RingEX Core | $20/ユーザー/月 | $30/ユーザー/月 | 通話、ミーティング、メッセージング、AI Virtual Assistant、フリーダイヤル100分、25 SMS/ユーザー/月 |
| RingEX Advanced | $25/ユーザー/月 | $35/ユーザー/月 | CRM連携、複数拠点管理、基本レポート、フリーダイヤル1,000分、100 SMS/ユーザー/月 |
| RingEX Ultra | $35/ユーザー/月 | $45/ユーザー/月 | フリーダイヤル10,000分、200 SMS/ユーザー/月、ストレージ無制限、デバイス分析 |
| AI Receptionist | 月額「$39から」、定額 | 同じ定額 | 着信に応答して振り分けるAI |
| Conversational Intelligence | 月額「$60から」、定額 | 同じ定額 | 通話分析、コーチング、感情分析 |
| Call Queues Booster | 月額$35、定額 | 同じ定額 | キュー容量の追加 |
| Business SMS Booster | 月額$25、定額 | 同じ定額 | SMS容量の追加 |
| Customer Engagement Bundle | 「料金は要問い合わせ」 | 公表なし | Ultraの上位にある、カスタマーエクスペリエンス向けのフルパッケージ |
このページを読むうえで、2点押さえておくべきことがあります。1つ目は、表示されている料金が6〜100ユーザーの範囲に限定されていることです。ここで扱う3つのシート数はすべて範囲内ですが、4人のチームや300人のチームでは見積もりが異なります。2つ目は、バナーに「年払いで最大33%お得」とあり、この「最大」が実際に効いていることです。Coreは$30から$20で、ちょうど33%の割引。Advancedは$35から$25で29%に近く、Ultraは$45から$35で約22%です。割引が最も大きいのは、比較の軸になりやすいティアです。
Dialpadの場合、Connect Standardの年払いと月払いの差は$27から$15で、RingCentralの見出しの割引よりも大きく下がります。両社とも年間契約を望んでいます。1年間の契約ができない場合は、両社を月払いの列で比べてください。順位が変わります。
10・25・50シートでの総コスト
まずはAIアドオンなしの基本プランで見てみましょう。AIレイヤーが数字を歪める前に、シート単価の差をはっきりさせるためです。3つのシート数はすべて、RingCentralの表示料金の対象である6〜100ユーザーの範囲内にあります。
| シート数 | Dialpad Standard、年払い($15/ユーザー/月) | Dialpad Standard、月払い($27/ユーザー/月) | RingEX Core、年払い($20/ユーザー/月) | RingEX Core、月払い($30/ユーザー/月) |
|---|---|---|---|---|
| 10 | $150/月、$1,800/年 | $270/月、$3,240/年 | $200/月、$2,400/年 | $300/月、$3,600/年 |
| 25 | $375/月、$4,500/年 | $675/月、$8,100/年 | $500/月、$6,000/年 | $750/月、$9,000/年 |
| 50 | $750/月、$9,000/年 | $1,350/月、$16,200/年 | $1,000/月、$12,000/年 | $1,500/月、$18,000/年 |
基本シートだけで見れば、どのシート数でもどの契約形態でもDialpadのほうが安くなります。年払いでは1ユーザーあたり月$5の差で、50シートでは年間$3,000の差に積み上がります。月払いでは1ユーザーあたり$3で、Dialpadの年払い割引のほうが大きいため差は縮まります。どちらのエントリーティアにも、文字起こしと要約を行うAIアシスタントがすでに含まれているため、機能を削ったプランと満載のプランを比べているわけではなく、同条件の比較です。
中間ティアは五分五分です。Connect ProとRingEX Advancedはどちらも年払い$25/ユーザー/月、月払い$35で、25シートなら月$625、50シートなら月$1,250と同額です。ただし、その$25で得られるものは異なります。ProにはCRM連携、24時間365日のサポート、複数拠点管理が加わります。AdvancedにはCRM連携、複数拠点管理、基本レポート、フリーダイヤル1,000分、1ユーザー月100通のSMSが加わります。CRM同期がアップグレードの理由なら、どちらも同じ価格で提供するため、決め手はRingCentralが公表していてDialpadが公表していない利用枠になります。
次に、購入者が本当に求めるAIを加えてみます。着信に応答して自ら動けるエージェントと、コーチング用の会話分析です。RingCentralでは、Coreに加えてAI Receptionist(「$39から」)とConversational Intelligence(「$60から」)で、シート代に上乗せして月額定額$99になります。Dialpadでは、コーチングと文字起こしの側はすでにConnectのシートに含まれており、単独で価格設定されたSKUはないため、追加で購入するのはAI Agentで、Essentialティアの500セッションで月額$200からです。DialpadにはConversational Intelligenceに機能単位で対応するものが公表されていないため、2つのレイヤーが同等だと決めつけず、デモで分析の深さを確認してください。
| シート数 | Dialpad Standard + AI Agent Essential | RingEX Core + AI Receptionist + Conversational Intelligence | 安いのは | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 10 | $150 + $200 = $350/月、$4,200/年 | $200 + $99 = $299/月、$3,588/年 | RingCentral | $51/月、$612/年 |
| 25 | $375 + $200 = $575/月、$6,900/年 | $500 + $99 = $599/月、$7,188/年 | Dialpad | $24/月、$288/年 |
| 50 | $750 + $200 = $950/月、$11,400/年 | $1,000 + $99 = $1,099/月、$13,188/年 | Dialpad | $149/月、$1,788/年 |
2つの線は交差し、その位置は多くの購入者の予想外です。およそ20シート未満では、シート単価が高いにもかかわらずRingCentralのほうが安くなります。Dialpadの月額$200のクレジット下限は、小規模なチームには大きな固定費だからです。20シートを超えると、Dialpadのシートあたり$5の優位がその下限を上回り、差は広がり続けます。2社を突き合わせると、損益分岐点はちょうど20シートで、そこではRingCentralが月にわずか1ドル安く、21シートになるとDialpadが先行して、その後は逆転しません。
分岐点は、どのAIが必要かによって動きます。そのため、どちらの営業電話よりも前にやっておくと最も役に立つのは、自律型エージェント、コーチング分析、あるいはその両方のどれが必要かを決めることです。
| 実際に必要なAI | Dialpadの料金構造 | RingCentralの料金構造 | どちらが安いか、分岐点はどこか |
|---|---|---|---|
| 文字起こしと通話要約のみ | 年払い$15/ユーザー/月のConnect Standardに含まれる | 年払い$20/ユーザー/月のRingEX Coreに、AI Virtual Assistant経由で含まれる | どのシート数でもDialpadが、一律$5/ユーザー/月安い。分岐点なし |
| コーチングと会話分析、自律型エージェントなし | 別SKUなし、Connectのシートに含まれる、年払い$15/ユーザー/月 | Core + Conversational Intelligence、$20/ユーザー/月 + 月額定額$60 | どのシート数でもDialpadが安い:10シートで月$110、50シートで月$310安い。分岐点なし |
| AI受付のみ、コーチング分析なし | Standard + AI Agent Essential、$15/ユーザー/月 + $200/月 | Core + AI Receptionist、$20/ユーザー/月 + 月額定額$39 | 約32シート未満はRingCentral、それ以上はDialpad |
| 両方:自律型エージェントとコーチング分析 | Standard + AI Agent Essential、$15/ユーザー/月 + $200/月 | Core + 両方のアドオン、$20/ユーザー/月 + 月額定額$99 | 約20シート未満はRingCentral、それ以上はDialpad |
これらの数字で予算を組む前に、3つの注意点があります。
1つ目は、両ベンダーとも「from(から)」という表現を使っており、その言葉どおりの意味だということです。RingCentralはAI Receptionistを「$39から」、Conversational Intelligenceを「$60から」と表示しています。DialpadのAI Agent Essentialティアは「500セッションで月額$200から」です。これらは下限であって見積もりではありません。$99も$200も、自社の利用状況に対して書面で確認するまでは確定額として扱わないでください。
2つ目は、下限を超えたときの挙動が異なることです。RingCentralのアドオンはアカウント単位の定額なので、通話量が4倍の月でも閑散月と同じ料金です。DialpadのAI Agentは従量課金で、Essentialでは公表されているプランは500セッションで1課金セッションあたり約$0.40になり、その上には大きなプールがあります(Advancedは2,000セッション、Platinumは5,000セッション)。通話量の波が大きい場合、RingCentralが固定の項目であるのに対し、Dialpadは変動する項目になります。通話量が多く安定している場合は、定額が実現できるよりも、1回のやり取りあたりの価格はDialpadのほうが有利になります。
3つ目は、「AIが情報を取得するか実際のアクションを実行したときだけ課金される」というルールが、疑うより評価すべき購入者に優しい仕組みだということです。挨拶を聞いて人間につなぐよう頼んだ発信者は、セッションを消費しません。ただし、通話量だけでは請求額を見積もれないことも意味します。必要なのは解決率で、それはパイロット運用でしか得られません。
主要通話機能の対応状況
AIを除けば、どちらのプラットフォームも電話システムとしての役割をしっかり果たします。重要な違いは周辺部分にあります。ティアの背後に制限されているもの、公表されているもの、問い合わせが必要なものです。

| 機能 | Dialpad Connect | RingCentral RingEX |
|---|---|---|
| 国内通話無制限 | 年払い$15/ユーザー/月のStandardから含まれる | 年払い$20/ユーザー/月のCoreから含まれる |
| ビデオミーティング | Standardから含まれる | RingEXのすべてのティアに含まれる |
| 通話録音 | Connectのティアに含まれる | Coreからオンデマンド録音 |
| 自動応答と通話ルーティング | Standardから含まれる | Coreから含まれる |
| CRM連携 | 年払い$25/ユーザー/月のProに限定 | 年払い$25/ユーザー/月のAdvancedに限定 |
| 複数オフィス・複数拠点の管理 | Proで複数オフィス管理、Enterpriseで拠点数無制限 | Advancedで複数拠点管理 |
| SSOときめ細かなアクセス制御 | Enterpriseティア、個別見積もり | 公表されているRingEXのページではティア別に記載なし。担当者に確認 |
| 公表されている最低シート数 | Connectの料金ページには記載なし | 表示料金は6〜100ユーザーの範囲に限定 |
| ティアごとに公表されているフリーダイヤルの通話分数 | Connectのティアでは公表なし | あり:Coreは100分、Advancedは1,000分、Ultraは10,000分 |
| ティアごとに公表されているSMSの利用枠 | Connectのティアでは公表なし | あり:Coreは25/ユーザー/月、Advancedは100、Ultraは200 |
最後の2行は、Dialpadの料金が全体としてはより透明であるなかで、率直に言って弱い部分です。Dialpadは営業電話なしでシート価格を示しており、それは複数の競合以上です。これはZoom Phone、GoTo Connect、Dialpad Connectの比較でも示しているとおりです。ところがRingCentralは、各ティアに含まれるフリーダイヤルの通話分数とテキスト数を正確に示しているのに対し、DialpadのConnectのティアには同等の表がありません。顧客にテキストを送るチームやフリーダイヤルを運用するチームにとっては、公平に比較する前に担当者に確認して埋めなければならない空白です。
コンタクトセンターとCXの深さ
エントリーティアの価格で組んだ候補リストが崩れるのはここで、2社は正反対の形で崩します。

Dialpadの答えは、別製品です。Supportが着信対応のコンタクトセンター、Sellがアウトバウンド営業のプラットフォームで、それぞれ独自の3段階のラインナップとシート単価があります。Support Essentialsは年払い$80/ユーザー/月(月払い$95)、Advancedは$115($135)、Premiumは$150($170)です。Sell Essentialsは年払い$39/ユーザー/月(月払い$49)、Advancedは$95($110)、Premiumは$150($170)です。Connectと同じAIエンジンで動くため挙動は見慣れたものですが、別々の購入です。Connect Standardに30人のナレッジワーカー、Support Essentialsに10人のエージェントを置く従業員40人の会社は、アップグレード付きの1つのプランではなく、2つの製品を購入することになります。
RingCentralの答えは、価格が公表されていないバンドルです。Ultraの上にCustomer Engagement Bundleがあり、記載は「料金は要問い合わせ」だけです。その下には、月額$35定額のCall Queues Boosterがあり、ティアを変えずにキュー容量を購入できます。拡張はある程度までは積み上げ式ですが、公表価格が途切れて営業との商談が始まる壁にぶつかります。
| Dialpad | RingCentral | |
|---|---|---|
| コンタクトセンター機能の置き場所 | 別の製品ライン:Dialpad Support | RingEXの上位にある別バンドル:Customer Engagement Bundle |
| そのための公表されているエントリー価格 | Support Essentials、年払い$80/ユーザー/月、月払い$95 | 公表なし。「料金は要問い合わせ」 |
| アウトバウンド営業向け製品 | Dialpad Sell、年払い$39/ユーザー/月から、月払い$49 | RingEXの料金ページでは、独立した製品ラインとしては販売されていない |
| 本格的な移行の前の軽めの選択肢 | Connect Pro($25)とSupport Essentials($80)の間に公表されたものはなし | Call Queues Booster、月額$35定額、どのRingEXティアにも追加可能 |
どちらが明確に優れているわけではなく、どちらを好むかは製品そのものより調達プロセスを物語ります。デモを予約する前に経理が根拠のある数字を求めるなら、Dialpadが公表している$80は空欄よりましです。必要なエージェントシート数が読めず、2つ目の製品ラインを買うよりバンドルを交渉したいなら、RingCentralの見積もり制のほうがうまくいくかもしれません。その間の受け皿として$35のブースターもあります。
いずれの場合も1点だけ確認してください。本当の要件が電話のキューではなく、チケット管理、SLA、ナレッジベースなら、見ているカテゴリが違います。ヘルプデスクソフトウェアのまとめではその専門ツールを、セールスエンゲージメントプラットフォームのまとめでは、ダイヤラーを置き換えるのではなく併用するツールを取り上げています。
SMSとフリーダイヤルの利用枠
チームが顧客にテキストを送るなら、この点はAIの項目よりも早く比較の決着をつけます。しかも価格ではなく、情報の非対称性で決まります。

RingCentralはすべてのティアで正確な利用枠を公表しています。Coreはフリーダイヤル100分と1ユーザー月25 SMS、Advancedは1,000分と100通、Ultraは10,000分と200通です。ティアを変えずにメッセージ容量を増やしたい場合は、Business SMS Boosterが月額$25定額です。
DialpadのConnectのティアには、同等の表は公表されていません。これはDialpadがメッセージングを制限しているという主張ではなく、そう読むべきでもありません。ページが何を伝えているかという話です。公表情報だけではDialpadのメッセージング容量をRingCentralと比較できず、まず担当者に数字を書面で出してもらう必要があります。
| Dialpad Connect | RingCentral RingEX | |
|---|---|---|
| ティア別のSMS利用枠 | ティア別には公表なし | Coreは25/ユーザー/月、Advancedは100、Ultraは200 |
| ティア別のフリーダイヤル通話分数 | ティア別には公表なし | Coreは100分、Advancedは1,000分、Ultraは10,000分 |
| ティアを変えずにメッセージ容量を追加 | 担当者に確認 | Business SMS Booster、月額$25定額 |
| 契約前にやるべきこと | SMSとフリーダイヤルの利用枠を、超過料金とあわせて書面で入手する | 実際の月間利用量をティアの利用枠と比較し、ブースターとティアのアップグレードの価格を比べる |
RingCentralの数字を実際のチームに当てはめると、ティアの判断は自然に決まります。1ユーザー月平均80通のテキストを送る25シートの営業・サポートチームは、2,000通必要です。Coreの1ユーザー25通では625通で、まったく足りません。Advancedの1ユーザー100通なら2,500通で、年払い$25/ユーザー/月、年間$7,500でカバーできます。別の手として、年間$6,000のCoreに月額$25のBusiness SMS Boosterを加えると年間$6,300ですが、それはブースターが1,375通の不足分を賄える場合に限ります。RingCentralはブースターがどれだけ追加するかを公表していません。ブースターのほうが安い道だと判断する前に、担当者に確認してください。
Dialpadでは、料金ページからは同じ試算が不可能です。それがこのセクションのポイントです。SMSの量が重要な要件であるなら、RingCentralは今すぐ計算できますがDialpadはできません。これは、どちらのベンダーのAIの話とも無関係の、実質的な優位です。市場全体が利用枠をどう扱っているかは、Dialpadの代替サービスとRingCentralの代替サービスのガイドで、十数社のティア別の上限を比較しています。
連携機能
連携機能の状況は、両社のマーケティングが示唆するよりも拮抗しており、価格もまったく同じ水準に落ち着きます。どちらのベンダーも中間ティアでCRM連携を制限しており、どちらの中間ティアも年払い1ユーザーあたり月$25です。Connect ProはCRM連携を、24時間365日のサポートと複数オフィス管理とあわせて挙げています。RingEX Advancedは、複数拠点管理と基本レポートとあわせて挙げています。CRM同期が必須要件なら、どちらのエントリーティアでも実現できず、アップグレード費用も同じなので、連携機能は価格面の決め手になりません。

| Dialpad Connect | RingCentral RingEX | |
|---|---|---|
| CRM連携 | 年払い$25/ユーザー/月のProに記載 | 年払い$25/ユーザー/月のAdvancedに記載 |
| そのティアに付随するその他の内容 | 24時間365日のサポート、複数オフィス管理 | 複数拠点管理、基本レポート、フリーダイヤル1,000分、100 SMS/ユーザー/月 |
| エントリーティアの連携の状況 | Standardには記載なし | Coreには記載なし |
| AIによるインサイトの届き方 | DialpadのAIレイヤーはConnect、Support、Sellを1つのエンジンで横断して動くため、シートがどこにあっても文字起こしと要約は同じ形式になる | シートにはAI Virtual Assistantの出力があり、より深い分析はConversational Intelligenceアドオンにある |
| 特定のコネクタを確認する場所 | Dialpadの連携ディレクトリで確認し、担当者にも確認する | RingCentralのアプリギャラリーで確認し、担当者にも確認する |
連携の要件を確定させる場として、どちらの料金ページも適切ではありません。実際に必要な3つのコネクタ、つまりCRM、ヘルプデスク、カレンダーを挙げ、デモでそれぞれをライブで確認させてください。CRM自体がまだ決まっていない場合は、どちらの電話ベンダーのディレクトリよりも2026年版CRMソフトウェアのまとめから始めるほうが適切です。
レポートと分析
レポートは、2つのAI哲学が月曜の会議で使える形で表れる場所であり、「込み」か「アドオン」かが価格以外でも重要な理由を最もよく示しています。
Dialpadのレポートは、すべてのConnectシートに付随するAIレイヤーの下流にあります。文字起こしと要約が基本プランで生成されるため、その上に構築される分析は、ある製品のライセンスを割り当てたシートだけでなく、初日からチーム全体をカバーします。
RingCentralはこの2つを分けています。CoreのAI Virtual Assistantは、字幕、文字起こし、メモ、要約を生成します。基本レポートはAdvanced(年払い$25/ユーザー/月)から、デバイス分析はUltra(年払い$35/ユーザー/月)から使えます。1on1で実際に活用するコーチングのシグナルや感情の読み取りといった、より深い分析は、月額定額「$60から」のConversational Intelligenceにあります。
| Dialpad Connect | RingCentral RingEX | |
|---|---|---|
| データソースとしての文字起こしと要約 | 年払い$15/ユーザー/月から、すべてのConnectシート | 年払い$20/ユーザー/月から、すべてのCoreシート |
| 標準的な通話レポート | Connectのすべてのティアで利用可能 | 基本レポートはAdvanced(年払い$25/ユーザー/月)に記載 |
| デバイスとエンドポイントの分析 | ティア別の機能としては個別に記載なし | Ultra(年払い$35/ユーザー/月)に記載 |
| コーチング、感情分析、会話分析 | 別SKUなし、ConnectのシートのAIレイヤーに含まれる | Conversational Intelligenceアドオン、月額「$60から」、定額 |
| 50シートでチーム全体の会話分析を行う場合のコスト | $750/月。シート代のみで、AIレイヤーは込み | シート$1,000/月 + アドオン$60/月 = $1,060/月 |
| 10シートでチーム全体の会話分析を行う場合のコスト | $150/月 | シート$200/月 + $60/月 = $260/月 |
この表は、この比較全体でDialpadの最も強い論拠です。すべてのシートで会話分析が欲しく、自律型エージェントは不要なら、10シートでも50シートでもDialpadのほうが安く、規模が大きくなるほど差が開きます。ただし、深さが同等かは確認してください。DialpadにはConversational Intelligenceに機能単位で対応するものが公表されていないため、価格差をそのまま節約と見なす前に、デモで比べてください。RingCentralの定額アドオンは、規模が大きくなると請求額に占める割合では差を縮めますが、シート単価が高い分、金額そのものでは縮まりません。conversation intelligenceが実際の購入目的なら、conversation intelligenceソフトウェアの選び方ガイドが、電話ベンダーに決められてしまう前に評価すべき点を解説しています。
導入の手間と価値実現までの時間
どちらのベンダーも、導入費用、オンボーディングの期間、最低契約期間を、この記事が確認済みとして引用できる形では公表していません。そのため、以下の表は実測データではなく、書面で回答をもらうべき質問として読んでください。

構造上の違いは現実のもので、料金体系から予測できます。Dialpadの導入リスクは1か所に集中します。AIは初日からすべてのシートにあるため、変更管理の仕事は、後からAIを有効にすることではなく、ライブの文字起こしを使いながら働けるように人を教育することです。段階的にAIを有効にするステップはなく、有効にするものがそもそもありません。RingCentralの導入はその逆の形です。シートはAI Virtual Assistantとともに稼働し、そのあとで購入したアドオンごとに個別の設定が必要になり、それぞれ誰かがどう動作させるかを決める場面が生まれます。
| Dialpad | RingCentral | |
|---|---|---|
| AIの有効化ステップ | 1つ。ConnectのAIレイヤーはシートに付属する | 両方のAIアドオンと両方のブースターを購入すると最大4つの個別の有効化が必要 |
| 変更管理の負担がかかる場所 | 初日からライブの文字起こしと一緒に働けるよう教育すること | 各アドオンの動作を決めて設定し、アドオンごとに教育すること |
| 自律型エージェントのセットアップ | 別途の構築:AI Agentは、役に立つようになる前にナレッジソースと許可するアクションを定義する必要がある | 別途の構築:AI Receptionistは、あいさつ、ルーティングロジック、エスカレーションルールを定義する必要がある |
| 契約前に書面で確認すること | 導入費用、契約期間、AI Agentのクレジットが毎月失効するか繰り越されるか | 導入費用、契約期間、アドオン料金がシートと同じ期間でコミットされるか |
「クレジットは繰り越されるか」という質問は、購入者が忘れがちなものです。AI Agentのクレジットが毎月リセットされるなら、閑散期の1月は戻ってこないお金になり、Essentialの$200の下限は出発点ではなく本物の最低額です。
サポートとサービス保証
どちらのベンダーも、サポートをティアの機能として扱っており、本来あるべき場所にサービスレベルの約束を公表していません。
Dialpadは、24時間365日のサポートを年払い$25/ユーザー/月のConnect Proの機能として明記しているため、$15のStandardティアには含まれません。Dialpadが公表している稼働率の保証は99.9%で、StandardやProではなくEnterpriseティアに記載されています。これは年間でおよそ8時間45分のダウンタイムを許容する水準で、このカテゴリの一部の競合が掲げる「ファイブナイン」よりかなり緩いものです。
RingCentralは、公表されているRingEXのページでサポートのティアもサービスレベルの保証も個別に記載していません。どちらかが存在しない証拠ではなく、スプレッドシートに欠点として書き込むべきでもありません。答えがページにないというだけのことで、Dialpadの数字と比べるには、担当者から正式なSLAを入手する必要があります。
| Dialpad | RingCentral | |
|---|---|---|
| 24時間365日のサポート | 年払い$25/ユーザー/月のConnect Proの機能として明記 | 公表されているRingEXの料金ページにはティア別の記載なし |
| エントリーティアのサポート | 年払い$15/ユーザー/月のConnect Standardには記載なし | Coreには個別の記載なし |
| 公表されている稼働率の保証 | 99.9%、Enterpriseティアに記載 | 公表されているRingEXの料金ページには記載なし |
| 99.9%が許容するもの | 年間およそ8時間45分のダウンタイム | SLA文書を入手するまでは該当なし |
| 依頼すべきもの | 正式なSLAと、それが実際にどのティアに適用されるか | 正式なSLAと、見積もりに付随するサポートのティア |
電話システムでは、これはほとんどのソフトウェアよりも重要です。停止したとき、顧客に聞こえるのはエラーページではなく無音だからです。どちらを選ぶ場合も、補償内容を契約に明記してください。サービスクレジットが付かない稼働率の数字はマーケティング上の数字であって約束ではなく、これは両ベンダーに当てはまります。
Dialpadが適している場合
- 人数がおよそ20シートを超えていて、自律型AIエージェントが欲しい。 そこが分岐点です。Dialpadのシートあたり$5の優位が、AI Agentの$200の下限をおよそ20シートで上回り、差は広がり続けます。50シートでは月$149、年間ではほぼ$1,800になります。
- すべてのシートで会話分析が欲しく、自律型エージェントは不要。 価格面でDialpadが最もはっきり勝つケースです。AIレイヤーは$15のシートに含まれ、どのシート数でもRingEX Coreに$60のConversational Intelligenceアドオンを加えた構成より安くなります。ただし、分析の深さはデモで確認してください。
- AIの着信量が、波があるのではなく多く安定している。 従量課金は予測しやすい量に有利に働き、DialpadはEssentialより上に、より大きなプールを公表しています(Advancedは2,000セッション、Platinumは5,000セッション)。
- 誰かと話す前に、公表されたコンタクトセンターの価格が欲しい。 年払い$80/ユーザー/月のSupport Essentialsは安くない金額ですが、今日予算化できる数字です。RingCentralのCustomer Engagement Bundleは「料金は要問い合わせ」です。
- 6ユーザー未満、または100ユーザーを大きく超える。 RingCentralの表示料金は6〜100ユーザーの範囲に限定されています。DialpadのConnectのページには最低シート数の記載がないため、小規模なチームでも公表されている料金で契約できます。
RingCentralが適している場合
- およそ20シート未満で、AI受付が欲しい。 その線より下では、シート単価が高いにもかかわらずRingCentralのほうが実際に安くなります。月額「$39から」の定額アドオンは、$200のクレジット下限よりも小規模なチームが負担しやすいからです。10シートで両方のアドオンを付けた場合、RingCentralのほうが年間$612安くなります。
- SMSやフリーダイヤルの量が重要で、契約前に計算が必要。 RingCentralはすべてのティアで正確な利用枠を公表しています。SMSは1ユーザー月25通、100通、200通、フリーダイヤルは100分、1,000分、10,000分です。DialpadのConnectのティアには同等の表がありません。
- 予算に固定の予測しやすいAI費用を組み込みたい。 月額定額のアドオンは通話量によって変動しません。受付AIが400件を処理した月も、4件を処理した月も同じ料金です。通話量に波がある、あるいは季節性がある場合、その予測可能性は実際のお金に換算できる価値があります。
- 購買委員会にとってアナリストの評価が重要。 Gartnerの2026年版UCaaS Magic QuadrantはRingCentralをLeadersに、DialpadをVisionariesに位置づけています。適合性の検証より重視すべきではありませんが、全社が頼るシステムを選ぶ委員会にとっては、妥当なリスクの指標です。
- 本格的な移行の前に、その途中の選択肢が欲しい。 $35のCall Queues Boosterは、2つ目の製品ラインなしで、どのティアにもキュー容量を追加できます。Dialpadには、$25のConnect Proと$80のSupport Essentialsの間に公表されたものがありません。
意思決定フレームワーク
決め手は、どちらのベンダーが「AIを含んでいるか」ではありません。両社ともAIアシスタントを含み、どちらも自律型エージェントは含んでいないからです。決め手は、シート数と、実際にどのAIを有効にするつもりかの組み合わせです。
| 当てはまる状況 | 選ぶべきもの |
|---|---|
| およそ20シート未満で、AI受付とコーチング分析が欲しい | RingCentral。10シートで月$299、Dialpadは$350 |
| およそ20シートを超えていて、AI受付とコーチング分析が欲しい | Dialpad。50シートで月$950、RingCentralは$1,099 |
| すべてのシートで会話分析が欲しい、自律型エージェントは不要 | Dialpad。AIレイヤーは月額定額$60のアドオンではなく、$15のシートに含まれる |
| 電話システムだけが欲しい | Dialpad。年払いで$5/ユーザー/月安く、AIアシスタントは同様に含まれる |
| SMSやフリーダイヤルの量が必須要件で、今日予算化する必要がある | RingCentral。2社のうちティア別の利用枠を公表しているのはこちらだけ |
| AIの通話量に波がある、または季節性がある | RingCentral。定額アドオンは利用量で変動しない |
| AIの通話量が多く安定している | Dialpad。従量課金は予測しやすい量に有利 |
| 営業電話の前に、公表されたコンタクトセンターの価格が必要 | Dialpad。Support Essentialsは年払い$80/ユーザー/月から |
| CRM連携が必要 | 引き分け。どちらも年払い$25/ユーザー/月で提供するため、別の基準で決める |
| チームが6ユーザー未満、または100ユーザーを超える | Dialpad。RingCentralの表示料金は6〜100ユーザーの範囲に限定 |
| 購買委員会にとってアナリストの評価が重い | RingCentral。2026年のGartner UCaaSのLeaderで、DialpadはVisionary評価 |
| どちらも合わず、市場全体を見たい | 2026年版ビジネスフォンシステムのまとめ |
Dialpad vs RingCentralに関するよくある質問
DialpadのAIは本当に追加料金なしで含まれていますか?
部分的にそうですが、この区別を間違えると高くつきます。プラットフォーム標準のAIレイヤー、つまりリアルタイムの文字起こし、自動の通話要約、リキャップは、年払い$15/ユーザー/月のConnect Standardに、別購入なしで実際に含まれています。しかし、Dialpadの自律型AI Agent、つまり通話に応答し、情報を取得し、自らアクションを実行する製品はConnectには含まれていません。AI Agent Creditsの別のプールで販売されており、Dialpad自身の料金の脚注には、Essentialティアは500セッションで月額$200から、Advancedは月2,000セッション、Platinumは5,000セッションとあります。したがって「AIはすべてのプランに含まれる」という言い方は、アシスタントについては正確で、エージェントについては不正確です。
RingCentralは基本プランにAIを含んでいますか?
はい。これは先ほどの誤解の裏返しです。年払い$20/ユーザー/月のRingEX Coreには、ライブ字幕、文字起こし、メモ、要約をカバーするAI Virtual Assistantが含まれています。追加料金がかかるのは、その上にある2つの目玉製品、月額「$39から」のAI Receptionistと、月額「$60から」のConversational Intelligenceで、どちらもユーザー単位ではなくアカウントに対する定額です。
全体としてどちらが安いですか?
シート数と、どのAIを購入するかによります。基本シートだけなら、年払い$15/ユーザー/月対$20で、どこでもDialpadのほうが安くなります。自律型エージェントとコーチング分析を加えると、およそ20シートで線が交差します。10シートではRingCentralが月$299、Dialpadが$350ですが、50シートではDialpadが月$950、RingCentralが$1,099です。
シート単価が高いのに、小規模なチームではRingCentralのほうがDialpadより安くなるのはなぜですか?
固定費の置き場所が違うからです。DialpadのAI Agent Essentialティアは、チーム規模に関係なく月額$200の下限があり、10シートではその下限がシート代より高くなります。RingCentralの2つのアドオンは、規模に関係なく合計で月額定額$99で、少ないシート数で分担する固定費としてははるかに小さくなります。シート数が十分に増えると、Dialpadのユーザーあたり$5の優位が、2つの下限の差を上回ります。
DialpadのAI Agentのクレジットは、実際には1会話あたりいくらですか?
公表されているEssentialティアでは、500セッションで月額$200なので、課金セッション1回あたりおよそ$0.40です。この条件が重要です。Dialpadは、AIが情報を取得するか実際のアクションを実行したときだけ会話が課金対象になるとしているため、すぐに人間につなぐよう頼んだ発信者はセッションを消費しないはずです。そのため購入者には優しい仕組みですが、予測は難しくなります。必要なのは通話量ではなく解決率だからです。それは営業資料ではなく、パイロット運用から得てください。
各プラットフォームにはSMSがどれだけ含まれていますか?
RingCentralは正確な数字を公表しています。1ユーザー月あたりCoreは25通、Advancedは100通、Ultraは200通で、月額$25定額のBusiness SMS Boosterもあります。DialpadのConnectのティアにはティア別のSMS利用枠が公表されていないため、公平に比較するには、担当者に利用枠と超過料金を書面で確認してもらう必要があります。
Dialpadのコンタクトセンターを、電話プランのアップグレードとして購入できますか?
いいえ、別の製品ラインです。Dialpad Supportは年払い$80/ユーザー/月(月払い$95)からの着信対応コンタクトセンター、Dialpad Sellは年払い$39/ユーザー/月(月払い$49)からのアウトバウンド営業プラットフォームです。どちらもConnectのAIエンジンで動きますが、これらのラインのエージェントシートは、Connectのシートとは別に購入します。コンタクトセンターが必要なのに$15という見出し価格で組んだ候補リストは、違う製品の価格を見ています。
稼働率は、どの程度を保証していますか?
Dialpadは99.9%の稼働率保証を公表しており、StandardやProではなくEnterpriseティアに記載されています。年間およそ8時間45分のダウンタイムが許容されます。RingCentralは、公表されているRingEXのページにサービスレベルの保証を記載していません。どちらもサービスクレジットによる補償内容を公には詳しく示していないため、両社に正式なSLAを請求し、補償を契約に盛り込んでください。
次のステップ
- シート数を数え、実際にどのAIを有効にするか決める。 この2つの数字がこの比較を決めます。自律型エージェントを使う前提でおよそ20シート未満なら、コスト面ではRingCentralが勝ちます。20シートを超えるとDialpadが勝ち、差は広がり続けます。自律型エージェントが一切不要なら、どの規模でもDialpadが勝ちます。
- DialpadのAI Agentを見積もる前に、通話数ではなく解決数を見積もる。 AIが情報を取得するか実際のアクションを実行したときだけ会話が課金対象になるため、請求額はエージェントがどれだけ解決するかで決まります。着信量から推測せず、パイロット運用で数えてください。
- DialpadのSMSとフリーダイヤルの利用枠を書面で入手する。 RingCentralはティア別に公表していますが、Dialpadは公表していません。Dialpadの数字と超過料金が手に入るまで、メッセージングでは2社をまったく比較できず、予定外のアップグレードを迫られる原因として最も多いのがメッセージングです。
- アドオンやクレジットの契約が、シートの契約期間と一致するかを確認する。 RingCentralのブースターやAIアドオンは月額定額の料金ですが、「月額料金」と「毎月解約できる」は同じではありません。Dialpad側では、未使用のAI Agentクレジットが繰り越されるかリセットされるかを確認してください。その答えが、$200が下限なのか本物の最低額なのかを決めます。
- まだ絞り込み中なら、 Dialpadの代替サービスとRingCentralの代替サービスのガイドで、ほかの選択肢を確認できます。RingCentralが候補リストで優位なのに、シート単価がネックになっている場合は、RingCentral vs Nextivaの比較が自然な次のステップです。
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